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スマホのナビに従い…歩行者の高速道進入が多発

 高速道路に進入が禁止されている歩行者や自転車などの立ち入りが多発している。

 千葉県警高速隊によると、今年7月までの通報件数は200件超に上り、スマートフォンのナビ機能を見ながら間違えて入り込む歩行者も増えている。時速100キロで車が走る高速道路では大事故につながりかねず、県警や管理会社は対策を進めるが、なかなか効果は上がっていない。

 県警高速隊によると、今年1~7月末の県内の高速道路・自動車専用道路への立ち入り通報件数は221件(昨年1年間は371件)で、95人(同161人)が保護された。通報件数の約7割が京葉道路で、NEXCO東日本の昨年度1年間の統計でも、管理する43路線のうち京葉道路の通報件数が最多の268件で、2位の第三京浜道路を約100件上回っていた。

 京葉道路での進入が突出して多いのは、料金所がないインターチェンジ(IC)が多いのが大きな要因とみられる。市川、幕張、武石の各ICなどでは入り口に料金所がなく、そのまま本線に入る。自動車専用道路などの標識は設置されているが、見落とされることが多いという。

 最近増えつつあるのが、スマートフォンなどのナビ機能で目的地に向かっている歩行者が誤って高速道路に進入してしまうケースだ。車両用のナビを見てしまうことが多いようだ。

 6月下旬には、帰宅中の男性(54)がナビで近道を検索して歩いていたところ、京葉道路の下り線に誤って進入。その3日後にも、徒歩で知人宅に向かっていた男性(25)が千葉東金道路に入り、「携帯のナビを見て歩いていたら、知らないうちに入ってしまった」と話したという。同隊は「手元の携帯電話を見ながら歩いていると周りが見えなくなる。事故の原因にもなり危ない」と警鐘を鳴らす。

 NEXCO東日本と県警は、進入を減らそうと今年1月、誤進入の多い五つのICに「立入禁止」と書いたポール計82本を設置した。だが、7月末までの通報件数は、前年同期比で7件増と、効果が上がっていないのが現状だ。保護された進入者のうち、約3割を占める認知症や精神疾患の患者への対策も課題となっている。

 同隊は「事故につながる前に、立ち入りを見掛けたらすぐに通報してほしい」と呼びかけている。(倉茂由美子)

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by tamarin21jp | 2013-09-08 04:25 | iPhone
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