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“スポーツカーブランドとしての魂を失ったモデル”

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 フォルクスワーゲングループとの共同開発という面がクローズアップされ過ぎて、“スポーツカーブランドとしての魂を失ったモデル”という誤解を招くこともあったが、第1世代の好調なセールスは“そうではない”ことを証明したと言っていい。実際、第1世代の兄弟車を乗り比べてみれば、パフォーマンスにおけるキャラクターの違いは明確だった。

 新型でも、その個性の差がさらに強調されている。つまり、カイエンはずば抜けてスポーツカーしている、のだ。背がこれほど高いにも関わらず...。そこには、例えば高速道路における前アシの敏感さといった多少ネガティブな側面もあるにはあるが、スポーツカーブランドの出すクロスオーバーSUVとしての性能を考えると、非常に完成度は高い。このライドフィールが嫌ならベンツのSUVを買いなさい、ということだ。

 そんな些細な欠点ことよりも、V6からターボまで、腰がしっかりと入って前さばきも気持ちいいハンドリングはSUVとして何者にも代え難いレベルである。V6でもしっかりスポーツできるし、もっとスリルが欲しい人は、V8、さらにはターボを選べばいい。“投資”に見合ったパフォーマンスが手に入る。ただし、ターボは恐ろしいほど速いから、理性のコントロールに長けた人に乗ってもらいたい。ベストバランスはS(V8)。

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V6でも、驚きを与えてくれる車です。
ターボS(550馬力)も、ラインアップされています。
by tamarin21jp | 2011-02-11 19:30 | ポルシェ
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