愛媛県が愛媛大や徳島工業短大などと進めている電気自動車(EV)開発プロジェクトで、ダイハツ工業の軽乗用車コペンを改造したオリジナルEVが完成し22日、松山市の県庁前で鮮やかな「みかん色」の車体がお披露目された。
試乗した加戸守行知事は「スピードの変化が見事で、乗り心地も良かった。将来は公用車もEVになると確信している」と笑顔で話した。
県は昨年、プロジェクト全体で約1億円の予算を組み、ことし4月に県EV開発センターを設置。全国初の「自治体主導の改造EV開発」に着手していた。
県によると、計算上の最高時速は約190キロ、2時間の充電で約100キロ走る。完成した車は自動車整備士など関連産業の教育研修や部品の実証試験などに使われる。
改造EVは、市販の自動車の燃料タンクをバッテリーに、エンジンをモーターに取り換えたもの。構造が単純なため趣味でつくる愛好家もいる。
県が開発を後押しするのは、県内の自動車関連企業が「低炭素ビジネス」へ参入するのを促すのが狙い。佐藤員暢センター長は「EVの本格普及までの『つなぎ産業』として注目されている。EV用部品の開発を県の産業として育てたい」と話している。
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